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Battle on the Edge

 今日は、人生における謎がひとつ解けた記念すべき日になった。それは、小学生の時にゲームセンターで聞き惚れた音楽の正体が分かったことだ。曲名は "Battle on the Edge"  セガのレーシングゲーム、デイトナUSA 2 のテーマ曲である。
 稼働が98年だから、ぼくがゲームを知ったのは三年生くらいの頃ではないかと思う。当時のぼくがどのくらいこの曲を好きだったかというと、楽曲を聞きたいが為に、まだまだ自身にとって未知の領域であるゲームセンターに足を運び、父に借りたカセットテープのミニレコーダーを持って、筐体の近くで店員さんの目を気にしながら録音を試みたほどだった。(当然のごとく、雑音まみれで聞けたものではなかったのだが、それでもボロボロになるまで繰り返し聞いた)
 小さいころから映画ばかり見て、映画楽曲からロックに足を踏み入れ現在まで聞き続けているが、この曲は自分が人生で一番最初に好きになったロック音楽だ。18年ぶりに聴いても、記憶の中の旋律とほとんど差がないことに驚いた。そして、この曲がゲームのオリジナル曲で、長さが1分少々しかないことにも驚いた。
 18年ぶりとか言ってしまったが、発見は実にあっけなかった。Youtubeでゲーム名を検索したら一発だったのだ。以前にも探そうとしたことはあったが、旋律を部分的に覚えているだけで歌詞もゲーム名も分からず、情報が少なすぎて調べようがなかった。今日、ゲーム名で検索したのは完全な気まぐれで、あの頃といえばデイトナUSAかなー。という感じで全く期待もしていなかった。
 幼少時代の謎というのは色々あって、残虐な映画のシーンだったり、リビドーを刺激されたテレビ番組だったり、そんなのが忘れられない思い出せない記憶となって、楔のように胸のあちこちに打ち付けられている。そのうちの一つが解決したのはとても嬉しいことだ。近いうちに、何かいいことが起こりそうな気がする。