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ぶつ切りレビュー その4

セグウェイ

欲しくはないが乗り心地が気になる、未来感溢れる乗り物。ガンダムの作者が一分で思いついたようなネーミングが秀逸。立ちっぱなしは疲れるから是非座れるようにして欲しいのだが、それじゃ車椅子と同じかぁ。

ダヴィデ像

ミケランジェロとかいう稀代の天才が作った全裸男性。時折サブカル界隈で茶化されるが、その風格は五世紀を経た今においても全く褪せることがない。ニケ像とどちらかあげるよって言われたら、刹那の迷いもなくぼくはルーブル美術館に頭を下げる。

本屋大賞

いまいち誰が選んでいるのかよく分からない文学賞。まあでも本が売ってる本屋さんの大賞なのだから多分すごいのだろうと、帯文とかに受賞の文字が光っているとつい手に取ってしまう。

アダルトゲーム

フェティシズムや絵にそぐわない重厚なストーリーなど、とにかく濃いものが好まれる。以前職場の先輩が「エロゲーはエロじゃないんだよ!」などと、訳の分からないことを言っていた。

密林

A〜Zまであらゆる商品を買うことができる。しかも大体いつも送料無料。アマゾンプライムとかいうサービスで各種動画なども見られるようになったらしく、展開規模の甚大さから、グーグルと共に世界支配を目論んでいると噂される。

ゲームボーイアドバンス

ゲームボーイより高性能だが、バーチャルボーイよりは大したことのない、ワンダースワン的立ち位置の、いまいち本数も多くなさそうなパッとしない携帯ゲーム機。

仮想マシン

たくさん集めると、呪いのビデオを見て七日間で死ぬような世界を作ることができる。貞子は両性具有の美少女だから、性格さえまともならお付き合いしたいですはい。

スケルトン

その昔、インビジブルとかいうSF大作映画がやっていた。食べ物やうんちは見えないのか。髪の毛や体毛など死滅した細胞は?光が通り抜けてしまうなら、目が見えないのでは?など様々な社会的問題を投げかける、余韻深い名作であった。

三大宗教

しばしば都合よく解釈されて、差別や暴力や性犯罪の温床になったりする。みんなと仲良くできないなら、神さまなんていらない。一神教のような傲慢で排他的な教えは、世界のためにいち早く滅却されて欲しい。

デュエット

カードバトルとはあまり関係がないらしい。男女で手を取り合ってなんかする感じで、離れて見ている分にはどうでもよく、近くで見せられる分には腹が立つ。

子ども全国ネット

ぼくが小学生のころ、パソコンや携帯を使う者はかなり少数だった。子どもが好きなので、輪に入れてもらいたい気もするが、完全に不審者扱いされそうなのでやめておく。

すがすがしい

まがまがしいのたぶん対義語。晴れた日に海辺を歩きながら深呼吸とかすると、そんな気持ちになれる。知り合った当初から陰気な姿しか見たことがないと、友人に言われてしまうぼくの羨望の的。

Kindle

持っているが、全然使ってないので結構後悔してる。新書とか沢山読む人は重宝するかもしれないが、ぼくは主な読書は小説なので、やはり紙をめくりながら読みたいのだ。

ゼリー状トイレ用洗剤

汚れにへばり付くことにより、高い洗浄効果が期待できる。近頃の洗剤は美味しそうなほど色鮮やかな物が多く、ペットボトル飲料のとなりに陳列するようなスーパーには、通いたくない。

空間用虫除け剤

吊るしておくタイプが主で、大抵は効いているんだかいないんだか、いまいち分からない程度の効果。本気で虫を殺しにかかりたいなら、薬局虫除け剤史上最強(たぶん)の「パポナ殺虫プレート」をおすすめする。水槽の金魚が全滅する程度の効果があり、薬剤師がいないと買えないので、使い方には十分注意。

達筆

アメンボみたいなひょんひょんした感じで書くと、そう呼ばれたりする。昔から字が下手なのが悩みで、ユーキャンのボールペン字講座を申し込もうと鼻息を荒くしたことがあったが、近くにポストが見つからず諦めた。

記録画素数

単純に高ければいいというものでもないらしい。小学生の頃は30万画素の携帯カメラでも「電話で写真が撮れる、すごい!」と思ったものだが、今やそこいらのテキトーなデジカメより、アイヒョンカメラの方が評価される時代。

テーブル

食事や読書に便利だが、ちゃぶ台は窮屈なので好きではない。気を抜くと瞬く間に物で溢れてしまうため、常に警戒心が必要。テーブルメイトとかいう深夜通販の常連商品、いい加減在庫をなくしてあげたい。

国家

しばしば転覆される。ニュースに映った首相の顔が気に入らないから、ちょっくら総理大臣官邸に、単身殴り込みに行けるくらいの度胸がたまに欲しくなる。

スペック

巨体の禿頭の高齢者だが、無呼吸連打とかいう特技がある。「自分の肉体そのものが武器であるから、武器を使うのは手心も同然」などと訳の分からないことを言ったりする。

放心

道端や人混みでやると、周囲に人が寄らなくなるので、石になりたいときにおすすめ。堤防から釣り糸を垂らしながら、竿が引かれるのを待っているときは、大抵この状態なので顔を見られたくない。

明朝体

うんことか書いても、とりあえず純文学的高尚さを漂わせることができる、印刷物の標準的書体。友人の友人に、自慰による射精までの時間を表計算ソフトで記録している者がいたが......今はどうしているのだろう。

産業革命

蒸気とか歯車とか鉄とかが、ヴィクトリアン的荘厳な世界と折衷されて、空とか飛ぶ感じ。SF畑ではスチームパンクとか言うらしく、年代を問わずゴシックロリータたちの羨望を集めている。

小言

乱数的に発生させると、じわじわとボデーブローのように相手の体力を削ることができる。力や権力で抗えない者に対して、一致団結して使うのがおすすめ。

メールアドレス

ラインなど、通信アプリの台頭でオワコン感漂う通信手段。口で伝えようとすると、繰り返されるドットドットばかり頭に残り、肝心の要件を忘れさせてしまう危険がある。