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ぶつ切りレビュー その1

カフェイン

大敵。緑茶や外国製のチョコレートをつまんだだけで、徹夜させられたこともしばしば。イベントなどで徹夜を余儀なくされる場合、エナジードリンクでお世話になっている。

音楽

たいていの人は好きと思われる娯楽。音楽を嫌いな人っているのだろうか。音がメロディを奏でた瞬間、不快な気分になる。そんな人はまったく生きづらい。イオンとかで流れている流行りのポップスと思われる楽曲のインストバージョン。あれ、CDで売ってないものか。

ハイタッチ

毎年夏に放送される野球アニメ、タッチのことを兄弟が死んで最終回を迎える、と長いこと誤解していた。ウキウキの夏休みの初っ端から、なんて物を見せやがるんだ! と憤慨していたが、徒労だった。

無責任

いい大人を責める際に頻出する言葉。莫迦とか間抜けとかより、攻撃力は高そう。「責任を持て」から「けじめを付けろ」になるほど、指が飛ぶ率が上がる。

お約束

「お」とわざわざつける辺りに、マル秘のような怪しげな雰囲気が醸される。そのせいか、堅苦しさがいくぶん払拭され、柔らかくなったように感じる。「俺にとっちゃお約束だから、まあまあ許してやってくれ」、みたいに人生のあらゆるポイントで活用していきたい。

沸点

水のぶくぶくの温度が高度によって変化するように、人間にも高い人と低い人がいるらしい。自分の周囲は落ち着いた人が多いが、フィクションにおいては、沸点の低い奴らの一触即発、的な緊張感かたまらなく好きだ。

自転車

「言っとくけど、世界中で自転車に乗るのはぼくだけじゃない!」「ああその通りさ。誰でも自転車に乗る、ガキの頃にな」映画"40歳の童貞男"からの引用。チューブに空気でなくてゲル状の物体を入れ、"絶対にパンクしない!"なる自転車を昔見た気がするが、さっさと普及してほしい。

ノルマ

決して幸せをもたらさない言葉。暴力とか復讐とか、そんな直接的でない所がなおさら忌々しい。とは言っても、ノルマで急き立てられたという経験は、まだないのだが。

日焼け

パンの焦げはがんの原因になる。皮膚を焼くのだって悪いに違いない。映画"デッドコースター"で、日焼けマシンに入った女の子2人が悲劇に見舞われるシーンがあり、トラウマ。銃を突きつけられでもしない限り、ぼくはそんな所には入らない。

遅刻

耳に痛い言葉。高校生の頃、毎日必ず遅刻する女の子がいた。先生もその子だけは指導する様子がなく、「親が権力者なんじゃ……」などと友人と話した記憶がある。小柄で胸が大きく、ミステリアスな目元が好みだった。授業中、横顔を眺めるのが密かな楽しみだったのは、今でも内緒。

嫉妬

英語では「くそったれ!」のように使われる。どちらも負の感情を表した言葉であるから、響きというものは言語を越えた何かで繋がっているのだ。

屋上

恐怖症というほどではないが、高所は得意ではない。以前住んでいたアパートが、施錠もされておらず容易に屋上に行けたので、何度か景色を見に上がったことがある。大抵、中途半端な屋上という場所は汚い。星の瞬きか見えるくらいの高い屋上に行ってみたい。

縦社会

体育会系という言葉とセットになってよく使われている。目にするたびに胸を蹂躙される心地だが、縄文時代以前を除けば、大抵の時代は縦社会だったのではないだろうか。しかし、そんな言葉で改めて表現される社会とは、やはり異常なのだと思う。

床に紐やコードなどで適当な円を作ると、猫が寄ってくるらしい。ルンバ猫なる動画をしばしば目にするが、音を上げながら不規則に動き回る不審な物体に、彼らがわざわざ腰を下ろすのは、やはりこのためだと思われる。

矛盾

全知全能者と友達になれたら、実演してもらいたいことの10番目くらい。おそらくその瞬間、辺りは眩い閃光に包まれ雷鳴が轟き、何かが起こる。のだと確信している。

昔読んだ小説に「我は意志を持つ闇……」という一文があり、たぶんそんな感じでこちらもよく使われている。学校から家まで、影の外はマグマだから踏み外せば死んでしまう。みたいなゲームをやんちゃ少年は大抵やっている。

正座

体質かは分からないが、ぼくは足がしびれやすい。椅子に座っているだけでも痺れることがあるから、その攻撃力はぼくにとってかなりのものと思われる。武士の家に生まれたり、母さんが茶道の先生とかでなくて本当によかった。

電池

子供の頃に比べて、あまり電池というものを使わなくなった。エネループが話題になった際、「絶対ほしい! 」と息巻いていたが、「たいして電池使わないじゃん」という自己クーリングオフ作用により、思いとどまって今に至る。

想像妊娠

人体の神秘。対して想像出産という言葉はあまり聞かれないが、ないのだろうか。治療法として、そんなのがあってもいい気がする。

針とか刃物とか、物を傷つけるような鋭いものが得意ではない。先端恐怖症、などという言葉があるくらいだから、同じように思う方は意外に多いのかもしれない。バーテンさんが、氷塊を片手にアイスピックで砕く姿を目にしてから、憧れにとどまっている。

小学生の頃は本をよく読んだ。父さんに連れられて、野外アスレチックなどに行くことが多かったが、基本的にはじっとしている方が好きだった。昔ほど小説に没頭できない自分が、時折寂しくなる。

レトルト

カレーのやつをよく食べる。しかし、「レトルトカレーは食べられない」と、カレー好きの友人から聞いたときは、かなり驚いた。ぼくはあまり気にしたことがなかったが、そこには明確な差があるようだ。

同情

普段口にしない人に言われるほど、ホロリときてしまう。"共感"より寂しげな雰囲気があり、色で表すなら涙のような透き通る青がいい。「哀れみはごめんだ」なんて強がってはいけない。

エレベーター

エスカレーターと見分けるのに大層苦労する。二つの呼び名がごちゃごちゃになり、いつまで経っても覚えられない。ということが時折あるが、彼らはその中でもラスボス級。簡単な覚え方を誰か発明してください。

二択

あの日の選択は決して二通りだけではなかったと後悔にくれる。半々なんだから適当に選んでも当たるだろ。なんて気持ちで思考停止してはいけない。

日食

天文現象。「何十年に一度」とか「次は何十年後」とかって文句と一緒に、本屋さんにサングラス付きの雑誌が並んだりする。普段うつむいて地面ばかり見ている人々が、一緒になって空を見上げる珍しいイベント。

中学生の頃、壁を素手で殴るというくだらない我慢比べみたいなのが流行った。昨今よく耳にする、壁ドンを予見していたのかもしれないが、誰も怪我をしなかったのが不思議。

黒髪

草原で白いワンピースと一緒に風になびかせたい感じ。大学生とか、年頃になるほど貴重度が高くなる。もともと誰もが黒いのを、あえて言わなければならないのが寂しい。

ペットボトル

清涼飲料水の飲み過ぎの砂糖の摂りすぎで、めまいや失神などが起こるのをペットボトル症候群と言うらしい。やけに婉曲的だと思っていたが、友人の一人が症状に見舞われたというから、確かに実在するらしい。

カウントダウン

急かされているようで嫌だ。二頭身のキャラクターが高い声でまくし立てる、深夜の音楽番組が目に浮かぶ。テレビを見ていると、大抵の人が年越しの際に経験させられる。

休日

幼い頃から、なぜ週に5日や6日も学校に行かなければならないのかと疑問に思っていた。また、大人は毎日会社に行き、朝から晩までいったい何をしているのだろう、そんなにやることがあるのか。とも思っていた。

飼い殺し

ペットはいずれ死ぬのだから、飼って殺すのは別に当たり前。昔住んでいたアパートの近くに「豚の半殺し丼」なるメニューがあり、気になりつつも食べに行かなかったことを後悔している。

ハサミ

近頃のハサミは刃がカーブしていて、根元から先端まで同じ力加減で切れるように、計算されているものがある。文房具界の革命とも言うべき大した発明である。

昼下がり

庭の木陰で紅茶とか飲みたい感じ。暑くも寒くもなく、適温の晴れの日が自動的に連想される。"狼たちの午後"という映画があるが"狼たちの昼下がり"でもそれらしく聞こえる。

お姫さま

抱っこしたくなるが、腰に響きそうでためらう。パンがないならケーキを食べれば? などと言った瞬間、プールにドボンしてやりたい。

香水

無臭でいたいので付けたことがない。わずかな液体があんなに高価なのは、大仰な小瓶のせいではないか。と常々疑問に思う。中学の頃からませた男子たちがつけ始める。

意識

何のためにあるのかイマイチ分からない 現象、機能。ある程度複雑なネットワークを持った物体に、自然発生するのではないかと考えている。意識をテーマにした伊藤計劃の小説「ハーモニー」をみんなにお勧め。

犯罪

パスワードだとか本人確認だとか、人の心に悪意というものが存在しなければ、どれほど世の中はシンプルになるのだろう、と時折思う。

外は常に青空であってほしい。換気が大事なので、しょっちゅう開けっ放しにしている。北海道とか寒いところは窓や扉が二重だと聞いたことがある。防寒が徹底されているから、室内にいる限りは関東の家より温かい、なんてこともあるらしい。

スタート

始まりがあれば終わりがある。人生が死への軌跡だと言うのならば、スタートもまたしかり。そろそろゴールしてもいいかも。